在宅ワークで採点・答案添削のお仕事のリアルを公開、仕事内容や収入はいくら?採点のお仕事の探し方
こんにちは。COCOです。
在宅で10年以上働いています。
まだクラウドソーシングサイトがなかった時代からやっていますし、とにかく何にでも手を出してしまう性格なのでいろいろなお仕事をしてきました。
そんな経験を少しでもお伝えできたらな、と思いいろいろなお仕事の経験を書いていきたいと思います。
この記事では採点スタッフ・採点バイトについて実際の経験も交えて書いています。
採点・添削アルバイトとはどんな仕事?
採点と添削はひとまとめにされることも多いですが、中身はちょっと違います。
■採点
模試や試験、通信講座の答案の採点。記号問題にマルバツでチェックするのが中心。
■添削
採点に加え記述問題にコメントをつける。小論文の採点などがあることも。
採点・添削共に採点する科目は選べるため、自分の得意科目のみを担当することも可能ですが、もちろん、全科目、全学年を担当できる方が優遇されます。
そして採点・添削共に丸を付けるだけでなく、単元ごとの小計を計算して、合計得点を出して、さらにそれをデータとして整理するところまで含まれることが多いです。
在宅での採点・添削アルバイトについて

わたしは医療系の模試試験の採点バイトを在宅でしていたことがあります。
送付されてきた答案を赤ペンで採点をします。
採点・添削用のマニュアルがあるので(たとえば「●●」というキーワードが入っていなければ× など) マニュアルに沿って採点します。
給与は基本的に出来高制です。
つまり単価と枚数によってお給料が変わります。 単価は答案1枚当たりいくらというケースが多いですが、記号選択問題は一問あたり0.2円、記述式問題は50円などというふうに設定されるケースもあります。
担当する答案の量はこちらで「だいたい何枚くらい~」と指定できますが、依頼を受けた分は期日までに間に合うように、自己管理能力が求められるお仕事です。
誰でも働ける?どこから応募すればいいの?
採点バイトの募集は基本的に4年制の大学生からが多いですが、主婦や会社員の副業としても人気です。
どんな採点でもマニュアルがあるので、経験は必要ないですが、もちろん、採点の経験があるのはメリットになります。
採点の経験がなくても、学生時代に家庭教師や塾講師をしていました。とか、きっちりした性格なので細かい作業は得意です、とアピールすると良いと思いますよ。
ただ実際には4大卒、理系科目の採点には理系学科出身という条件が付くケースも多くあります。
ちなみに、そういった条件があってもやりたかったらダメ元で応募すると会社によっては熱意を買ってもらえるケースもありますよ。
採点・添削者になるには採用面接と試験をクリアしなければいけません。採点対象によって試験の内容は異なりますが、小学生の採点でも中学卒業程度の学力チェックはあります。
応募の方法は、求人サイトに掲載されることが多いですが、通信教育や模試を行っている企業HPで直接募集していることもあります。
採点バイトのお給料は?
気になるお給料です。
はっきりいって、会社さんによってバラバラだと思います。
ただ、丸をつけるだけなのか、データ整理をするのか、コメント等を書くのか。
私の場合は、A4用紙1枚の回答用紙を1枚45円で採点してました。丸付けだけで、点数のデータ入力は無しのケースです。
ただマルをつけていくだけなので、1時間で30枚~50枚くらいは採点できていたと思います。

交通費の欄があるように、答案の受け渡しに事務所まで行く必要がありました。
当然、その分の時間給は出ないので、単純に45円×が時給とは言えないですよね。
大体月に3万円~7万円くらいいただいていました。ただ、1年の内仕事があるのは模試のある月だけ。1年の内、半分くらいでした。
採点バイトで気を付けることはある?
●正しく採点すること
当たり前ですが誤採点しないこと。これはマルバツをつけ間違えないということ以外に、判断に困るときにかならず確認するということも重要です。
送り仮名がついていないのはOkなのか×なのかはたまた一部減点なのか。。自分で判断せずに責任者なりリーダーに確認しましょう。
●データ管理に気を付けること
回答用紙をお預かりしたら、個人情報の漏洩、紛失等の事故に気を付けること。
特に、小さいお子さんがいるから、在宅でお仕事をしたいという方は、お子さんが手を出さないように要注意です。
という私も、子供が昼寝をしている間に採点をしていて、ちょっと目を離したすきに、子供に大切な回答用紙をぐちゃーとされたことがあります。幸い、ペンで何か書かれたり、破られたりということはなかったので、回答用紙を並べなおすだけで大丈夫でしたが、ヒヤッとしました。
できれば子供が入れない部屋、手の届かない場所で作業するようにしたほうがいいと思います。
採点バイトをしてびっくりしたこと

これはわたしが担当していた模試での感想です。あくまで個人的感想なので参考程度にしてくださいね。
びっくりしたのは、、、学生さんが予想以上に回答用紙を埋めてこないこと。
解答用紙が空欄の場合、×を入れていくだけだし、小計の計算も楽なので、実は採点者にとっては美味しいケースです。
小学生向けの通信教育のようにコメントや場合によってはイラストまで入れていくようなタイプでは違いますが、少なくとも模試の採点では0点に近い回答用紙は採点スタッフにとっては楽なんです。
例えばABCから選択肢を選んで記入するような回答でも空のことが多くて、、、適当に書いておけば当たるかもとか思わないのかな?
0点に近い回答用紙(そして学校単位で採点するので、学校によってはほとんど回答が書かれていない回答用紙がどっさり来ることも・・・)は楽なのでうれしいのですが、なにせ、医療系を目指す学生さんたちなので、なんとなく日本の将来が不安になりました。
模試の結果を受けて、猛勉強してくれることを祈ってました。
採点バイトのメリット・デメリット
採点バイトでのメリット・デメリットを考えてみました
メリット
頑張るほど稼げる「出来高制」であること
採点バイトを在宅でする場合、必ず出来高制になると思います。
つまり1枚あたりいくら、という方式です。
このやればやるだけ稼げるという方式が好きなので、出来高制という部分がメリットに思います。採点に慣れてスピードが上げるには、集中して効率を上げるにはどうすればいいのかを考えて工夫するのが好きなのです。
また、家事の合間に5枚、子供が寝ている間に20枚と、隙間時間にお仕事ができるのも魅力です。
これは人によるかもしれませんが、、
模試の内容を見て、「こんな勉強するんだなー」「自分は何点くらいとれるかな」とやってみるのも好きでした。でも、あまりやりすぎると時間のロスで大変なことになりますね((〃艸〃)
デメリット
納期がきっちりしている。
基本的にいつまでに採点を終わらせてくださいという納期が設定されると思います。
マイペースで進められればいいのですが、溜めてしまったら納期に間に合わせるために徹夜とかしないといけないかも。。
依頼に波がある
通信講座は別ですが、模試は開催される時期が決まっています。
その時期にはたくさんお仕事がありますが、模試があまりない期間には思うようにお仕事をまわしてもらえません。安定した収入にはつながらないかもしれません。
採点バイトはどこで探すか?
採点バイトはクラウドソーシングサイトでは募集されていません。
対象が大学生からなので、アルバイト募集サイトで募集されていることが多いです。
アルバイト募集サイトで「採点スタッフ」または通信教育を展開している企業名で検索すると見つかりますよ。
採点バイトのおすすめ企業
小学生~高校生まで、全国に塾生を有する河合塾グループ。 2019年6月現在在宅採点者募集中です。
小論文・作文・志望理由書等の添削講師を募集中です。
また公文式の在宅採点は、【ママワークス】 での募集されてました。定期的に案件が出てくると思います。
在宅採点バイトのまとめ
在宅でのお仕事経験談として採点バイトを紹介しました。
基本的に自宅で黙々と作業になりますが、回答用紙の向こう側に、学生さんの姿が想像できて好きなお仕事でした(全くの白紙!の回答用紙で全然姿が想像できないときもありましたがw)。
コツコツと作業するのが好きな人にはお勧めの在宅ワークです。
子供が大きくなった今、自分の子供と同じくらいのお子さん向けの通信学習の採点バイトなどやってみたいなーと思っています。
他にもいろいろな在宅ワークの経験を紹介していけたらな、と思ってます。
また遊びに来てくださいね。